このページでは、「ACE Studio」で自分の声やインターネット上で公開されている歌唱データベースを使用して、独自のAIシンガーを作成する方法を紹介します。

当記事の執筆、AIシンガー作成にあたり、森勢将雅さん、小岩井ことりさんに内容をご確認頂いた上でNo.7の歌唱データベースを使用しました。
ご多用のところ、ご協力頂きありがとうございました。

カスタムシンガーの作り方

  1. 画面左上のトラックにある空白部分をダブルクリックします。
  1. 「MIDIからボーカルを生成」をクリックします。
  1. 「クローン」をクリックします。
  1. 「クローン」項目内にある「新しいマイボイスをクローン」をクリックします。
  1. ブラウザが起動するので、「新しいボイスをカスタマイズ」をクリックします。

「ACEカスタムシンガーサービス利用規約」には、同サービスの機能や機械学習に使用するファイルの説明、利用する上でのルールや禁止行為が記載されています。

「音声の提供者への情報提供書」は自分以外の第三者の音声ファイルを学習に使用する際に、音声の提供者に対して同サービスの機能やルールを説明する文書です。

  1. 「AIシンガー名」に任意の名前を入力し、「以下の条項に同意します」の内容を確認した上で、チェックボックスを選択し、「次へ」をクリックします。
  1. 学習に使用するファイルをD&Dします。

    今回はNo.7歌唱データベースのwav_PTフォルダ内のファイルを使用します。
  1. 「次へ」をクリックします。
  1. 「トレーニング開始」をクリックします。
  1. ファイルがアップロードされるのを待ちます。
  1. トレーニング(機械学習)が開始されるのを待ちます。

    以降はこのページやブラウザを閉じた場合もトレーニングが進みます。
  1. トレーニング完了後は、作成したカスタマイズAIシンガーの管理画面が表示されます。

    完成したモデルとして「Rare」「Medium-Rare」「Medium」「Medium-Well」「Well-Done」の5つが用意されており、初期状態では「Medium」が選択されています。
  1. 「プロファイル編集」をクリックすると、作成したAIシンガーのアイコン、ACE Studio上でAIシンガーを検索する際に利用できるタグ、AIシンガーを読み込んだ際のデフォルト言語を設定し、「保存」をクリックします。

何度かトレーニングを試しましたが、学習元の音声ファイルの量が多く、品質が高い場合は「Well-Done」が一番学習元の音質、歌い方の特徴を残していると感じました。

  1. 「ボイスの管理」から、AIシンガーのモデルを選択します。

    今回は「Well-Done」の「デプロイ」をクリックします。
  1. ACE Studioが起動し、マイボイス欄に作成したAIシンガーが表示されていれば完了です。

    公式シンガーと同じように利用可能です。

カスタムシンガーの歌唱サンプル

2026年2月現在、ACE Studioのカスタムシンガー機能は単なる個人用のツールを超え、新しい歌声文化の受け皿となりつつあります。

特筆すべきは、かつてUTAUなどでオリジナルキャラクターを制作・運用してきた層が、続々と参入している点です。

また、作成したライブラリをACE Studio内のAIシンガーコミュニティへ登録し、世界中のユーザーと共有・公開する事例も急増しています。

最近では有志のクリエイターが制作したカスタムシンガーを介した交流も盛んです。

ACE Studioを導入した際は、ぜひ一度「創作コミュニティ」を覗いてみてください。

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